多目的の会館、宿泊所、福祉センターなど、いろいろな公共施設で会議室を貸しています。このページでは、それら貸し会議室やセミナールームを持っている施設に役立つ視覚障害者用の情報支援機器を紹介しています。
あなたは会議やセミナーに視覚障害者が参加したとき、資料をどのように提供していますか?
あらかじめ点字などで用意しておくことにこしたことはありません。
しかし、情報機器の進歩により、今では、相当会議直前でもそれなりの点字の資料を用意することが可能なのです。
資料を点字に直すことを「点訳」と言います。
点訳は、専門的な知識を持った人が時間をかけてこつこつとおこなわなければならないというのが従来の常識でした。
しかし、現在は、適切な設備を整えれば、かなりの部分を自動化でき、あなたのイメージをくつがえすほど簡単に、素早く点字の資料を作成することができるという現実があります。
もちろん、自動化する部分が多ければ多いほど、不正確な点訳になるという現実もあります。
しかし、会議やセミナーに参加する視覚障害者にとっては、多少誤りがある点訳資料でも、それがあるのとないのとでは大違いです。
点訳に対する労力の掛け方と点訳の質の関係については、下記のページでわかりやすく説明されています。
ここでは、会議室やセミナールームが利用できる施設にとってもっともお勧めの点訳コピーシステムを紹介します。
とりあえず、1枚ものの印刷物をすぐに点字にしたいときには、スキャナのガラス面に印刷物をセットして、F1キーを2回押すだけで、その内容が点字で打ち出されます。
書かれている内容の長さにもよりますが、おおよそ2・3分で点字印刷が完了します。
会議やセミナーのプログラムなどの短いものを来場した視覚障害者に点字でお渡しするのに使えます。
印刷物を一度スキャン認識して、認識結果を画面上で校正します。
その後で点字印刷を行なえば、かなり正確な点字を打ち出すことができます。
会議前に多少の時間が取れる場合には、この方法で点字の資料を提供すれば、会議やセミナーに参加した視覚障害者に大変喜ばれます。
きわめて短い内容なら、キーボードから内容を入力してすぐに点字で打ち出すことができます。
この場合、入力に間違えがなければ、ほぼ正確な点字で打ち出されます。
あらかじめ資料がテキストファイルまたはワードファイルでできている場合には、その資料をフロッピーディスクに保管し、そのフロッピーを点訳コピーシステムのパソコンのドライブにセットして読み込み、点訳印刷を行ないます。
資料の長さによって点字の打ち出しの時間は異なりますが、例えば60分打ち出しつづければ、点字で100ページぐらいの内容が打ち出せます。
なお、公共機関の運営する各種センターや会館での視覚障害者用情報支援機器の整備は、平成18年度障害者自立対策臨時特例交付金の
視覚障害者等緊急基盤整備事業の対象になると考えられます。
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