このページでは、公共図書館のカウンターで視覚障害者を手助けする情報機器を紹介します。
図書館における障害者サービス場面での機器の利用に関しては、図書館での障害者サービスにおいてのページをご覧ください。
公共図書館には、膨大な印刷資料が所蔵されています。
それらの印刷資料を視覚障害者が利用するという観点でみれば、図書館の場合には、窓口よりもむしろ本業のサービスの一貫として各種の便利な情報機器を利用することの方が大切です。
しかし、このページでは、「視覚障害者等情報支援緊急基盤整備事業」に焦点を当てているため、来館者が最初に訪れる図書館カウンターでの利用方法について提案します。
図書館のカウンターでは、図書の貸し出しや返却を主に行なっています。
実は、今では音声読書機がかなり視覚障害者個人にも普及してきたため、視覚障害者でも活字の図書をそのまま借りていくケースがあります。
そんなとき、カウンターによむべえがあれば、目的の本をこの音声読書機がどんな風に読み上げるのかを借りる前に確認することができます。
音声読書機「よむべえ」は、標準的な印刷の文庫本や単行本はきちっと読み上げることができますが、絵やイラストが多い図書や用紙に色がついている雑誌などは、あまりうまく読めないことがあります。
カウンターに音声読書機「よむべえ」があれば、来館した視覚障害者がその図書を家に持ち帰る前に、どんな風に読み上げられるのかを確認できるのです。
なお、音声読書機で読み上げ易い印刷物と難しい印刷物の区別に関しては、プリントアクセシビリティ紹介サイトをご覧ください。
弱視の方には、もちろん全盲の方以上に図書をそのまま借りていくニーズがあります。
拡大読書器が図書館カウンターにあれば、肉眼では読めない本でも、その概要を確認した上で借りていくことができます。
図書館の所蔵する図書を点訳するのは大変なことですが、簡単なメモや短い情報を点字で提供するのは、さほど手間のかかることではありません。
図書館カウンターに点訳コピーシステム「あっと点訳」があれば、1枚もののリーフレットであれば、すぐにその場で点訳コピーを行なって、2・3分でリーフレットの内容を点字で打ち出して手渡すことができます。
また、あっと点訳では、キーボードから入力した内容を即座に点字で打ち出すことができますので、職員が視覚障害の利用者に伝えたい情報をささっと入力して点字でお渡しすることができます。
なお、あっと点訳は、
ご注意
あっと点訳で印刷物から点訳コピーを行なった場合、かなり不正確な点字が打ち出されることがあります。
その主な要因は、印刷物からテキストに変換する際の文字認識の誤りです。
「スキャン認識」を行なうと、文字認識の結果が画面に表示されます。
この段階でテキストを校正し、その後に「点訳印刷」を実行すると、レイアウトの不自然さを除いて、内容的にはほぼ間違いのない点字を打ち出すことができます。
なお、印刷物のレイアウトと点字のレイアウトのルールは大幅に異なります。やはり、この辺りは、点字を習得しなければ、点字のレイアウトとして自然な点字文書を作ることはできません。
機器を利用しての点訳に関しては、最新点訳ノウハウ紹介をご覧ください。
どんなに優しい機器でも、始めて触る視覚障害者がなにもレクチャーなしにいきなり使える機器はありません。
その意味で、図書館カウンターに設置する機器は、カウンターの職員が利用者の視覚障害者に簡単なレクチャーをする必要が出てきます。
その観点から、
に関しては、はじめての方に対しても1分程度で簡単にレクチャーできますし、職員事態が利用するのもとても簡単です。
その意味で、上記のものは職員に負担をかけないシステムと言えます。
ただ、点訳コピーシステムで厳密に校正された点訳資料を作成しようとする場合には、機器の使い方というよりもむしろ、点字自体をしっかりと学習する必要が出てきます。
なお、音声・拡大読書機「よむべえ」でより正確に読み上げられる資料の作り方や
点訳コピーシステムでより正確に点訳コピーされる印刷物の作り方に関しては、
プリントアクセシビリティ紹介サイトを参考にしてください。
障害者サービス事業としての視覚障害者用の情報支援機器の利用に関しては、次のページをご覧ください。
なお、公共図書館窓口での視覚障害者用情報支援機器の整備は、平成18年度障害者自立対策臨時特例交付金の
視覚障害者等緊急基盤整備事業の対象になると考えられます。
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