視覚に障害のある入院患者が入院生活を充実して過ごせるようにいくつかの情報支援機器を紹介しています。

入院生活の楽しみ

入院生活中は、自宅とは異なり、自分の時間を有効に使うことができず、どうしても手持ち無沙汰になりがちです。

暇な時間が長く続きすぎると、意識がぼんやりしてきたり、余計なことを妄想してしまったりして、心の健康上もあまり好ましくありません。

通常は、病室にはカード型のテレビしかなく、テレビ以外の有意義な時間の過ごし方としては、お見舞いの人と話をするか、読書ぐらいしかありません。

視覚障害者の場合には、自分で本を読むことができませんから、読書ができないという環境的ハンディキャップがあります。

そこで、ここでは、視覚障害者に読書環境を提供する機器を紹介します。

弱視の入院患者の場合

少しでも視力のある方の場合には、文字を拡大することによって読書ができるようになります。

この場合、入院塔や病院に併設された図書館に拡大読書器が設置されていれば、自分で読書を楽しむことができます。

全盲の入院患者の場合

文庫本や単行本をそのまま読み上げることのできる読書機があります。

音声・拡大読書機「よむべえ」 がその読書機です。

この機器は、きわめて簡単な操作で、印刷された普通の印刷物をそのまま音声で読み上げます。

この読書機が入院塔や病院に併設された図書館に設置されていれば、全盲の入院患者にとって、とても有意義な時間を過ごすことができます。

なお、この読書機はパソコン用のガメンやテレビを接続することによって拡大表示もできますので、弱視の方や高齢で視力が衰えてきた方々にも有用です。

録音図書の環境

視覚障害者の中には、点字図書館などから借りた録音図書を好んで聞く方も少なくありません。

この場合、機器が小型なので、基本的には本人の機器の持込を認めてあげるだけで構わないと考えられます。

参考までに、このときに利用される主な機器の紹介ページを以下に示します。

プレクストークポータブルレコーダー

おしゃべりレコーダー

各施設における視覚障害者用情報支援機器の活用提案