このページでは、消費者センターを視覚障害者が利用することについて考察しています。
視覚障害者は目が見えないまたは見えにくい状態ですので、普通の印刷物をそのまま渡しても内容を理解してもらえないと考えられがちです。
しかし、今では、音声読書機や拡大読書器といったような機器も出回っていますので、これらを適切に整備した上で、点字や録音に対する必要な配慮を行なえば、かなり充実した情報提供が可能になります。
とはいうものの、消費者センターはその性格上、視覚障害者が直接訪れることは稀かと思います。
その意味で、センター自体に情報支援機器を設置することよりもむしろ、視覚障害者が利用している読書機できれいに読み上げられる印刷物を作成することにまず心を配るべきでしょう。
音声読書機や印刷物読み上げソフトウェアで快適に読める印刷物の作成に関しては、プリントアクセシビリティ紹介サイトで具体的に説明しています。
参考までに、視覚障害者が点字や録音というメディアではなく、印刷物を直接読むために利用している機器やソフトウェアの代表的な製品の紹介ページをリストします。
視覚障害者の中には、パソコンを使える方も少なくありません。
パソコンを使える方の場合、データをフロッピーやCDに収めてお渡しすれば、その方は自宅のパソコンでその内容を確認することができます。
ただ、視覚障害者にとって扱い易いデータと扱いにくいデータとがあります。
その扱い易さは個々の方のパソコンスキルにもよりますが、一般的に、以下のようなことが言えます。
もっとも扱い易いのは、テキストファイルです。
次に扱い易いのがワードファイルまたはHTMLファイルです。
その次がエクセルファイル、さらに少し扱いの難易度が高いのがPDFファイルです。
パワーポイントのデータになると、よほどのパソコン・エキスパートでない限り、視覚障害者には扱えません。
アクセスなどのデータベース・ファイルも、もちろん同様です。
資料を点字に直すことを「点訳」と言います。
点訳は、専門的な知識を持った人が時間をかけてこつこつとおこなわなければならないというのが従来の常識でした。
しかし、現在は、適切な設備を整えれば、かなりの部分を自動化でき、あなたのイメージをくつがえすほど簡単に、素早く点字の資料を作成することができます。
大量の部数を作るのなら専門の点字印刷業者に発注するのが当然ですが、たまにしか訪れない視覚障害の利用者のためには、必要なときに点字打ち出しのできるシステムを備えておく方が、結果的にコスト安且つ良サービスに繋がります。
点訳に対する労力の掛け方と点訳の質の関係については、下記のページでわかりやすく説明されています。
なお、自治体の運営する消費者センターでの視覚障害者用情報支援機器の整備は、平成18年度障害者自立対策臨時特例交付金の
視覚障害者等緊急基盤整備事業の対象になると考えられます。
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