老老介護の社会問題

あじさい

老老介護という言葉をお聞きになったことはありますか?高齢化社会や核家族化によって大きな問題になっています。

老老介護とは

老老介護とは要介護者自身もその介護をする人も、双方が高齢者であるケースをさします。昨年度では、75歳以上の老老介護が介護全体の25%を超えているという数値もあります。社会全体の高齢者の数が増えているということもあり、例えば子が親を介護するケースや夫婦で介護を行うケース、兄弟姉妹で介護を行うケースが老老介護になるようです。

老老介護の問題

老老介護の問題としてまず考えられるのが、身体的な問題。介護を行う側も加齢に伴って年々体力は衰えていきます。しかし、介護は何かと体力が必要とされるケースが多いものです。例えば、要介護者がふらついた時、それを支える介護者の体力面の問題で、一緒に転倒してしまい怪我をするケースなど、介護における体力面の問題は大きなものです。

収入面の問題

また、別の問題としては収入面の問題です。介護者自身、定年を超えるような年齢だった場合に職探しはなかなか厳しくなる上、そもそも終日の介護を要する場合は要介護者の傍を離れることができないため、働きに出ることもままなりません。現在の多くの老老介護のケースでは、年金収入でやりくりしているようですが、これから数十年後、ますます高齢者が増える上に、少子化によって年金を支払う側の若者が減っていく中で、現在と同じ条件の年金給付が期待できるでしょうか?

老老介護から認認介護へ

老老介護だけではなく、「認認介護」も大きな問題です。加齢に伴い、認知症を患う場合がありますが、要介護者が認知症で且つ、介護者も認知症の認認介護は老老介護以上に危険なものです。社会全体の問題として、手助けできるようなサービスや施設の充実化と共に、老老介護を行っているご本人たちも、利用できる公的サービスはどんどんと使うことが大切です。とはいえ、まだまだそれらサービスや制度は充実したものとは言えない部分もあり、介護の問題は今後更に大きくなるのではないでしょうか。